« 2007年06月 | メイン | 2011年06月 »

2007年07月20日

JAF Mate 2007/8・9

d070720.jpg

JAF Mate 来月号は休みかよ。
それはさておき今月の「危険予知」は、夜間の右折がテーマ。

宝探し型の問題で、交差点の右折時に横断歩道手前側(ドライバーから見て右方向)から渡ってきている歩行者の姿を見つけて“一旦停止”できればステージクリアです。

交差側の信号待ちで停止しているクルマのヘッドライトの前を横切る歩行者の姿は見えにくく、JM誌の解説にもありますが、交差点に入る前に歩行者がいないかよく確認しておくことが大切です。
特に無灯火の自転車が走りこんでくる場合も想定し、曲がり始める前に首を右に向けてできるだけ奥の方まで確認しておきましょう。


ところで問題に使われている写真ですが、いくら出題用とはいえ歩行者の姿が極端に見えにくい仕上がりになっているのが気になります。
このように“蒸発現象”をあまり強調してしまうと、ちょっと大袈裟かつ飛躍した見方ですが、JM誌としては信号待ちしているクルマはむしろ消灯していた方が安全なのではないかと言っているように深読みしたくなります。

写真は瞬間の切り抜きであり、実際は動きがありその中でよく見えたり見えなかったりするシチュエーションが交錯しており、ドライバーはそれらの情報から安全を確認して自己の責任で進行します。
消灯で見えやすくなる部分(タイミングにより生じる一瞬の間)より、消灯によって長い時間にわたって本来見えているはずのもの(広い視界)が見えにくくなるリスクの方をこそ重要視するべきだと思います。