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今月のJAF Mate

危険予知の問題は例によって写真だけを見て解答。
トラックの左ウィンカーと、そのトラックの右側面からかすかに見えている前走車のタイヤとの組み合わせですぐに言いたい事は分かりました。

段々ヒントの見つけ易さの難易度が上がってきてるなぁとか思いつつ、同時に今回の決め手である前走車のタイヤが仮に全く見えていなくても同じ解答がスムーズに出てこなければいけないと思いました。

特に渋滞しているわけでもない道路を走っているトラックがふいに出すウィンカー。
自分の直前を走っているトラックがそういう動きをするのを見たらそのトラックは目の前に何かがあるから車線変更をしたのだと瞬時に思えなければ、その分危険回避は遅くなります。
一つの記号として条件反射的に関連付けることが大切です。

今回の出題内容に関連して怖い話を一つ付け足します。
自分の前を走っているトラックの速度が遅いからといって無闇に煽り続けていると、この問題と同じような状況において大変危険な嫌がらせをされることがあります。
ほぼ直線の道路でこのような状況になった時、トラックのドライバーは前方に停まっているクルマに近づく少し手前で排気ブレーキをきかせて減速します。
減速はするのにトラックのブレーキランプは点灯しないので煽っていたクルマはトラックの減速に気付くのが一瞬遅れ更にトラックに近づきます。
次の瞬間、トラックは止まっているクルマとぶつかる寸前で左ウィンカーを出しそれと同時に車線変更します。
ここまで煽っていたトラックの姿が消え、その代わり目の前には右ウィンカーを出して右折待ちしているクルマの姿が突然出現します。
左後方にほかのクルマが迫ってきていたら続いて車線変更することもままならず、そうなればもうその場で急ブレーキを踏むしかありません。
かわせるかどうかは反射神経と運次第。
安全に勝る早道なしというお話でした。

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