JAF Mate
今月(2005年12月号)の「危険予知」のタイトルは「土手の上の道を走っています」。
センターラインもない細くて見通しもあまり良くない道路で、前方を走る自転車を追い越していく状況。
追い越しでちょうど自転車と並ぶあたりに、右側から合流する上り坂になっている道路があるので、そこが危険ポイントだなと予想ができます。
かすかに見えるバイクライダーのヘルメットを上り坂の途中に確認できれば予知成功です。
色々なところに同時に注意の分散を余儀なくされる状況であり、危険予知の問題として優れていると思いました。
ただ今回問題の写真を見ていて、上り坂の途中にバイクの姿が特に見えていなくても状況を見れば何かがここから飛び出してくるという可能性は十分予測できるはずだし、また予測できなければならないので、むしろバイクの姿など一切写真の中になくてもいいんんじゃないかと思いました。
「宝探し」型ではなく、「推理・推測」型の問題として十分成立する状況であったと思います。