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2007年05月20日

JAF Mate 2007/6

今月の「危険予知」は非常にベーシックな問題。
右折専用レーンのない片側2車線の交差点での右折待ち。対向車線側で右折待ちしているクルマの後ろにいるクルマは必ずしも一緒に右折するとは限らないので、直進してくると仮定してやり過ごしましょう。以上。


実は今月号で一番注目したのは、「身体が不自由な人のための駐車場に不正駐車を防ぐシステム」という長いタイトルの記事でした。

車イスマークの駐車枠の一つひとつにリモコンで上げ下げできるストッパーを取り付けて、本来利用すべき車両のみが駐車できるようにするシステムが開発されたというニュース。

登録した身体の不自由な人にリモコンを貸与して、駐車したい時にそれを使ってストッパーを下げて利用してもらうというもので、初めての訪問時はインターホンで店員(係員)を呼び出してストッパーを下ろしてもらいます。

一部のスーパーですでに実用化されているそうなので、更なる普及を期待します。


ただ、実際の運用面で心配な点もあります。思いついたのはこんな例。

1) せっかちな健常者のクルマがその場所にストッパーがあることに気付かずに停めようとしてバンパーをぶつけてしまったり乗り上げたりしてしまう。傲慢なドライバーの場合、逆に修理代を請求してくることも考えられる。

2) 大型の四輪駆動車で無理矢理ストッパーを乗り越えて停めてしまう。これは実際に有料パーキングの料金踏み倒しで使われている手です。

3) リモコンが健常者に又貸しされる。

4) 実際このシステムが広く普及したとして、身体の不自由なドライバーはいったいいくつこのリモコンを持ち歩けばいいのかということにならないか。

など考えついたことを書いてみました。


■このシステムを開発した会社のサイト。(トップページからたどって下さい)
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