深夜のアーカイブス
テレビのチャンネルを変えている途中、偶然目にとまった物凄く古そうな実写とアニメの合成映画が面白くて最後まで見てしまいました。
当然なんの予備知識もないままで見続けていたのですが、テーマが何やら「交通戦争」らしく、毎日日本全国で30人もの人が交通事故で亡くなる現実を憂いて、山賊が東京の町に現れて走っているクルマをいっせいにひっくり返してしまうというストーリーです。
山賊達は他にも標識をいじってクルマがどこをどう走っても同じ場所に戻ってきてしまうようなイタズラをしたり、歩道橋を道路上に切り落としてクルマを通せんぼしたりして東京は大パニックになってしまいます。
全部終わったあとの解説部分で、これが永六輔氏作の「東京の山賊(1970年放送)」というNHK制作のバラエティドラマであると分かったのですが、加賀美アナウンサーと一緒に出ていた作者である永六輔氏の言葉が印象に残りました。
「たぶん民放だったらできなかったと思う。自動車会社がいっぱいスポンサーについてるから。自動車が凶器だと言って山賊が活躍するわけですからね。」
「NHKアーカイブス」。今まで滅多に見た事がありませんでしたが、これから見る回数がちょっとだけ増えそうです。