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あってはならない光景

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某ショッピングセンターの地下駐車場。
店舗入り口脇の車イス用駐車スペースからはみ出すようにして斜めに停めてあるクルマを見つけた時は、一瞬ヒドい停め方だなぁと思ったんですが、そのクルマの後ろに貼られていたクローバーマーク(身体障害者標識)のステッカーを見て事情がのみこめました。

その駐車スペースの中央には「健常者の方はご遠慮ください」と書かれた2個のカラーコーンが置かれてあり、このクルマのドライバーはそのコーンを避けるようにして斜めに停めていたのです。

コーンがあれば一般車の進入を防げる。でも、コーンを置いてしまえばこのように一般車だけでなく(一般車がいない時でさえ)障害者のクルマも一律に停められなくなってしまうということに経営者側としては考えが及ばないのでしょうか。

すごく皮肉な見方をすれば、このような処遇は対外的に障害者の利便を図っているように見せておいて、実際には障害者にはあまり来て欲しくないのだというメッセージを暗に(障害者側に向けて)発しているようにも見えかねないんじゃないでしょうか。

“お客様”あっての商売ですが、(コーンを置いたりするのではなく)警備員や店員による巡回を行うなどして、適正な停め方ができないお客にはきちんと注意する姿勢を示して障害者用スペースを確保することが、結果的に経営面においてもこれからは必須になっていくのではないでしょうか。

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