ジャフマテ
ジャフマテ今月(8・9月号)の危険予知の問題。
まずは蛇足から。
「T字路を左折しようとしています」という問題文の出だし。
「T字路」は「丁字路」と書くのが正しいのだ、といちいち指摘したがる人は未だにけっこういるけれど、別にどっちでもいいです。
「Y字路」だってあるし「S字カーブ」だってある。元々どうだったかなんてたいしたことじゃない。
ちなみに免許更新の際もれなくついてくる「交通の教則」には「T形道路交差点」「Y形道路交差点」の表記あり。
ここから本題。
今回は、危険因子がちょろっとどこかに顔を出していて、それを一生懸命探させるといういつもの「宝探し型」問題だと思わせておいて、実は目に見える形で写真の中に存在していないが、当然そこにあるべきものを日常の運転の記憶の中から思い出させて解答させる「イメージ検索型」の問題になっていました。
なんか大袈裟に書いてますけど、今回は前走車であるトラックの荷台に完全に隠れてしまっている信号が、目視できないままに変わってしまい、結果赤信号の交差点にトラックに続いて突っ込んでしまう可能性を指摘した問題でした。
歩道に歩行者を10人以上立たせて絶対にこの中に何かあると思わせ気を散らすやり方は実に巧妙。危うくダマされるところでした。てゆうかダマされました。
実際こういうシチュエーションはよくあり、さすがに信号が見えないからと言ってその存在を忘れることはありませんが、いつもこのままついていって大丈夫か判断に迷います。
毎日の経験で、通り慣れている道ならば赤になるタイミングを知っているので場合によってはエイヤッと一緒に突っ込むこともありますが、そうでない道では、何はなくても「止まる勇気」。これが一番大切なんだと思います。