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2006年07月28日

あってはならない光景

d060728.jpg

某ショッピングセンターの地下駐車場。
店舗入り口脇の車イス用駐車スペースからはみ出すようにして斜めに停めてあるクルマを見つけた時は、一瞬ヒドい停め方だなぁと思ったんですが、そのクルマの後ろに貼られていたクローバーマーク(身体障害者標識)のステッカーを見て事情がのみこめました。

その駐車スペースの中央には「健常者の方はご遠慮ください」と書かれた2個のカラーコーンが置かれてあり、このクルマのドライバーはそのコーンを避けるようにして斜めに停めていたのです。

コーンがあれば一般車の進入を防げる。でも、コーンを置いてしまえばこのように一般車だけでなく(一般車がいない時でさえ)障害者のクルマも一律に停められなくなってしまうということに経営者側としては考えが及ばないのでしょうか。

すごく皮肉な見方をすれば、このような処遇は対外的に障害者の利便を図っているように見せておいて、実際には障害者にはあまり来て欲しくないのだというメッセージを暗に(障害者側に向けて)発しているようにも見えかねないんじゃないでしょうか。

“お客様”あっての商売ですが、(コーンを置いたりするのではなく)警備員や店員による巡回を行うなどして、適正な停め方ができないお客にはきちんと注意する姿勢を示して障害者用スペースを確保することが、結果的に経営面においてもこれからは必須になっていくのではないでしょうか。

関連エントリー
火の出るようなブログ.The Blog that comes out of fire! | 駐車場にコーンを置くのは車イスの人お断りのサイン
http://cafesta.jugem.jp/?eid=513

2006年07月17日

JAFなMate

2006/8・9合併号のJAF Mate。
「危険予知」は夜間のシチュエーションで、いつもの宝探しタイプ。
ダミーの歩行者を写真左側に置いて右側の死角に(直後に飛び出してくる)自転車を配置するという演出で難易度を上げています。
対向車のヘッドライトがより自転車を見えにくくしており、なかなか良い問題だったと思います。

今号で一番注目したのは「感謝の気持ちはハザードランプで?」という記事。
走行中に道を譲ってもらったら何はともあれハザードランプでお礼をするという昨今の風潮に警鐘を鳴らす好企画でした。

私自身はここ5-6年で多分記憶が確かならば1度しかハザードランプは使ったことがないはずです。
それは車両故障により文字通り道の真ん中に危険(ハザード)な状態で停止してしまった時だけでした。

お礼の為に一日に何度となく使っている人からすればまったく信じられないことだろうと思います。
ちなみに自分の考えというか感覚は、メインサイトの「礼はいらないよ!」のところに書いてあります。

そういう訳で、私自身はハザードを出さずに恩知らずだと思われることより、ハザードの意味が理解されずに追突事故を誘発することの方があってはならないことだと考えます。

JAF Mateのこの記事にも書かれてますが、「いろいろな意味に取れるような行為はすべきでない」んです。